ホテル15・・・主観ですが、ホテルオークラ東京 [ホテル]
もう何ヶ月も前の話になってしまうが、故平山郁夫氏のアートコレクション展が行われていたホテルオークラ東京に足を運んだ。
都内にもここ数年で外資系の一流ホテルが多々オープンしてはいるが、私の中ではオークラと帝国は別格の思いもある。
駐車場の入口を間違えて本館の正面に車をつけてしまったのだが、建物だけを見ても久しぶりのホテルオークラ・・・やはり伝統と風格を感じた。
無事に駐車場に車を停め、絵画展の会場目指す。
会うスタッフ皆が素敵な笑顔ではきはきと対応してくれて気持ち良い(^^♪
故平山郁夫氏の絵をしっかりと見るのは初めてではあったが、どれも感慨深い素敵な絵画。
私が強く感じたのは被爆者でもあられたからか、火の描き方・そして金色の使い方が実に深い。
阪神大震災をホテルオークラ神戸で目の当たりにした巨大な絵画も展示されていたが、あの震災から今日の復興までを見てきた絵でもある。
素人ながらも思いの深い満足のいく絵画展であった。
帰りにはオークラ内でお茶をした
コーヒーとケーキを注文して、コーヒーのお替りを頼んだが、出てきたコーヒーはステンレスポットから注がれ煮詰まった味がした。
すぐに近くにいた私と同年代位か?黒服の方にその旨を告げたが「あっ、そうですか」とカップを下げられ、新しいコーヒーを持ってきた時には言葉もない。
とても愕然とした。
それまでにお会いしたスタッフの方々は皆素敵なサービスをされていたが、こんなサービスを受けるとそれまでの良かった印象まで消えてしまう。
私に対応したスタッフはマネージャーではなくとも、役職は付いているだろう。
そして、苦情を出したのが私ではなく、オークラの常連やVIP・そして年配の方にならまた対応も違っていたと思われる。
そう、客を見ているのだ。
とてもガッカリもしたし、永い間のオークラのイメージもたった一人の酷いサービスで崩れてしまう。非常に残念である。
同じ業界で働く者として、常連のお客様やVIPを大事にするのは分かる。
でも、そこで一般客へのサービスとが全く違ったものになってしまってはホテルマンとして失格と思う。
近年はホテルマンのサービスの低下を若年化と言われる方も多いが私はそうは思わない。
接客自体はその人の育った環境や受けた躾が大きく影響を受ける。
けっして今の若い方がそうとは言い切れない。
むしろ団塊の世代の緒先輩方から教育を受けた我々がきっちり後輩に教育・管理が出来ていないのではないかと思う。
そして我々の世代のホテルマンは年齢的にもホテルの中堅をも担う歳である。
ホテルマンは自分の客を持ってなんぼとも教わった事もあるが、出世に目がくらんでお客様を選んでのサービスはしないでほしい。
どんなお客様にでも同じサービスを提供してもらいたい。
後味悪くオークラを後にしたが、今一度スタッフ一人一人に接客の根源を思い出してほしく思う。
ホスピタリティの気持ちを大切にいつでも持ち合わせてほしいものだ
xml_xsl さん、こんにちは♪
いつも有難うございます(^^♪
私自身がサービスに拘りすぎなのやも知れません。
でも、ホテルマンを天職と思える自分には許せない部分なのです。
これからもお客様を大切におもてなししていきたく思っています。
また、いつでもお気軽にお越し下さいませ♪
by toshi (2010-11-26 12:58)